掛川周辺の化石 【 Fusinus perplxus 】
今夜の化石は、これまで良い標本が獲られず、掲載を見送ってきた種類です。 余り良い標本ではありませんが、特徴が把握できる化石が採集できましたので掲載をしておきます。 化石入りノジュール全体画像 ※ ノジュールの右下に今回、解説する貝化石が含まれています。ノジュールの上面には『 アラナミハリエビス 』が含まれています。 第1標本 イトマキボラ科 和名 : ナガニシ 学名 : Fusinus...
View Article掛川周辺の化石 【 Serpulorbis sp. 】
今日は、ちょっと遅れて、いちじくさんとのプチコラボです! 大晦日の採集時に大日層から初めて採集しました。 しかし、シルト層から産出するとは… いったい何に付着をしていたのでしょうか? 大日層が堆積した当時の古環境は、現在の遠州灘と地形的には余り変化が無いようですから、近隣に岩礁帯があったとは思えないのですが… ムカデガイ科 学名 : Serpulorbis sp. 殻径 : 10.26mm 産地 :...
View Article掛川周辺の化石 【 岩谷の二枚貝 】
皆様、こんばんは。埼玉もようやく冬らしく朝晩が寒くなってきました。 来週の月曜日は、雪の降雪予報も出ています。気温差があるので皆様、風邪をひかないようにしてください! さて、本題てす。最近は必ず掛川へ行くと『 掛川市下垂木字岩谷 』に採集に行きますが、巻貝ばかりをブログに掲載しているので、本日は、どのような二枚貝が採集できるのかを見ていただこうと思います。 クルミガイ科 和名 : オオキララガイ...
View Article館山巡検
昨日の関東地方は朝から雪が積もり、交通麻痺や交通渋滞が各地で起きていましたが、皆様の仕事には影響がありましたか?さて、日曜日は私の叩き初めとして千葉県館山市内の沼層で化石採集をしてきました。本年の化石採集がようやく始まりました!一緒に採集したメンバーは『いちじく』さん、『石灰藻』さん、『里久(SATOKU)』さんと私の4人です。実は、このメンバーで化石採集をするのは初めてなのです。意外と云えば意外で...
View Article沼層の化石 【 ウラカガミ 】
昨日と今日は、寒波の中 ( 埼玉は晴天でした!) で先週の日曜日に館山市内で採集してきた化石達を水洗いしていました。 貝化石は量も少なく、直ぐに乾燥できたので、今夜から暫くは、採集してきた貝化石を解説付で見ていただきたいと思います。 第1段は、この沼層名物の貝化石です。 マルスダレガイ科 和名 : ウラカガミ 学名 : Dosiniella angulosa ( Philippi , 1847 )...
View Article沼層の化石 【 ウミギク 】
今夜は1月17日(日)の帰りがけに最後の最後に採集した貝化石です。 沼層以外の産地からは採集したことは全く無い、化石としては極めて珍しい種類です。 カキ礁 ( サンゴ礁 ) の中から採集できます。 ウミギク科 和名 : ウミギク 学名 : Spondylus barbatus ( Reeve , 1856 ) 殻長 : 83.31mm 殻高 : 114.20mm 殻幅 : 60.18mm 産地 :...
View Article沼層の化石 【 ズングリアゲマキ 】
連夜で更新しています。沼層の化石シリーズ第三段! 今夜は『 ウラカガミ 』と同じ上部の泥層から採集できる二枚貝です。 離弁の個体標本 キヌタアゲマキ科 和名 : ズングリアゲマキ 学名 : Azorinus abbreviatus ( Gould , 1861 ) 殻長 : 41.29mm 殻高 : 19.60mm 産地 : 千葉県館山市正木 ( 平久里川 右岸 ) 特徴 :...
View Article沼層の化石 【 オニアサリ 】
連夜で更新している沼層の化石シリーズ第四段! 今夜は、カキ礁(珊瑚礁)の層から採集した合弁化石です。 皆様が普段、良く食べている『 アサリ Ruditape sphilippnarum ( Adams & Reeve , 1850 ) 』より殻が円形に近く、放射肋も太くて深いため、良く見ると違う種類だと気が付きます。 マルスダレガイ科 和名 : オニアサリ 学名 : Protothaca...
View Article沼層の化石 【 コベルトフネガイ 】
連夜で更新している沼層の化石シリーズ第五段! 今夜は、下総層群で良く採集できる二枚貝化石です。御存知の皆様も多いのでは? でも、私は下総層群から合弁を採集したことはありません。合弁は初採集です。 フネガイ科 和名 : コベルトフネガイ 学名 : Arca boucardi ( Jousseaume , 1894 ) 殻長 : 27.34mm 殻高 : 16.41mm 殻幅 : 16.02mm 産地...
View Article沼層の化石 【 ミミエガイ 】
連夜で更新している沼層の化石シリーズ第六段! 今夜は小型のフネガイ科で、サンゴを洗った後の泥の中から出てきた合弁化石です。 フネガイ科 和名 : ミミエガイ 学名 : Arcopsis symmetrica ( Reeve , 1844 ) 殻長 : 12.88mm 殻高 : 9.38mm 殻幅 : 8.94mm 特徴 :...
View Article沼層の化石 【 コシロガイ 】
珍しく1週間連続で更新しています。 沼層の化石シリーズ第七段! 本日も合弁二枚貝です。 昨日の【 ミミエガイ 】に類似していますが、違う種類です。 久しぶりにマニアックな貝化石ブログの真骨頂を披露します!(笑) フネガイ科 和名 : コシロガイ 学名 : Acar plicata ( Dillwyn , 1817 ) 殻長 : 19.37mm 殻高 : 13.91mm 殻幅 : 11.62mm 産地...
View Article沼層の化石 【 エガイ 】
まだまだ、毎晩、更新中です!(^o^) 沼層の化石第八段! これまでは、合弁の化石を掲載してきましたが、本日は離弁の二枚貝化石になります。 現生種の生息環境が、沼層の堆積当時の古環境と一致しているため、良く探せば合弁も採集できそうなので、いちじくさんか?石灰藻さんなら合弁化石を採集していると思います。 フネガイ科 和名 : エガイ 学名 : Barbatia ( Abarbatia ) lima (...
View Article沼層の化石 【 イヨスダレ 】
沼層の化石シリーズ第九段! 今夜は合弁化石です。 いわき男さんのブログ【 近所の化石シリーズ 】で何度か紹介されていたような… それから、本日は二本立てのブログ更新になっています。もう一本は一般公開することに抵抗があることから、友だち登録の方だけの限定記事にさせていただきます! 申し訳ありません。m(__)m マルスダレガイ科 和名 : イヨスダレ 学名 : Paphia undulata (...
View Article印旛沼周辺の化石 【 現地報告 後編 】
今夜は『沼層の化石』は、お休みさせて頂きます。変わりに『印旛沼周辺の化石後編』を一般公開いたします!細かい話は抜きにして、素晴らしい木下層の化石を御覧下さい!(^o^)採集した『カシパンウニ』の破片拡大画像カシパンウニの内部が方解石で充填されていました!そして、木下の特産品!採集中に次体層と殻頂が欠けてしまいましたが…欠けた部分の次体層を拡大次体層の内部です。欠けた部分の穴をみると方解石の針状結晶が...
View Article沼層の化石 【 スダレガイ 】
昨日はお休みでしたが、本日から再開です。 沼層の化石シリーズ第十段! 前回の【 イヨスダレ 】と同じPaphia属の化石です。 それから、昨日、鋸南町に行きましたので、その報告記事をこの後で更新したいと思います。 しかし、例によって一般公開することが憚れるため、友だち登録をした方のみの限定記事とさせて頂きます。 【 友だち登録についての注意!】...
View Article沼層の化石 【 サツマアカガイ 】
沼層の化石シリーズ第11段! 今夜は、前回の【 スダレガイ 】の類似種です。 沼層から産出するマルスダレガイ科の【 Paphia属 】は、カキ礁上部の泥層から採集されています。 マルスダレガイ科 和名 : サツマアカガイ 学名 : Paphia amabilis ( Philippi , 1847 ) 殻長 : 64.83mm 殻高 : 42.88mm 産地 : 千葉県館山市正木 ( 平久里川 右岸...
View Article沼層の化石 【 ヒオウギ 】
沼層の化石第11段! 本日は、カキ礁から採集できる二枚貝で、この産地に初めて訪れた採集者が必ず持ち帰る二枚貝です。 なかなか良いものが採集できずに私も四苦八苦しています。合弁が欲しいところですが、なかなか見付かりません。 イタヤガイ科 和名 : ヒオウギ 学名 : Mimachlamys nobilis ( Reeve , 1852 ) 殻長 : 54.61mm 殻高 : 57.89mm 産地 :...
View Article沼層の化石 【 タジマニシキ 】
沼層の化石 第12段! 今夜はカキ礁から採集した小型のChlamys属です。 初めて採集した種類ですが、ちょっとお気に入りになりました。 下総層群や上総層群からは採集できない珍しい種類だと思います。 イタヤガイ科 和名 : タジマニシキ 学名 : Bractaechlamys quadrilirata ( Lischke , 1868 ) 殻長 : 18.88mm 殻高 : 23.16mm 産地 :...
View Article沼層の化石 【 ナデシコガイ 】
沼層の化石第14段! 今夜の化石を現地で見たときは【 タジマニシキ 】だと思っていましたが、良く洗って、写真撮影をしたところ、【 タジマニシキ 】とは放射肋の構造が違うため別種だと判明しました! イタヤガイ科 和名 : ナデシコガイ 学名 : Chlamys ( Laevichlamys ) irregularis ( Sowerby , 1842 ) 殻長 : 23.33mm 殻高 :...
View Article沼層の化石 【 トマヤガイ 】
沼層の化石第15段! 今夜は珍しく同じ千葉県産で、より古い地層である上総層群 万田野層産の近似種化石と比較をします! トマヤガイ科 和名 : トマヤガイ 学名 : Cardita leana ( Dunker , 1860 ) 殻長 : 21.61mm 殻高 : 14.33mm 産地 : 千葉県館山市正木 ( 平久里川 右岸 ) 特徴 :...
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