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Channel: 関東化石採集の旅
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沼層の化石 【 ヒオウギ 】

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沼層の化石第11段!
本日は、カキ礁から採集できる二枚貝で、この産地に初めて訪れた採集者が必ず持ち帰る二枚貝です。
なかなか良いものが採集できずに私も四苦八苦しています。合弁が欲しいところですが、なかなか見付かりません。





イメージ 1


イメージ 2


イタヤガイ科
和名 : ヒオウギ
学名 : Mimachlamys nobilis ( Reeve , 1852 )
殻長 : 54.61mm
殻高 : 57.89mm
産地 : 千葉県館山市正木 ( 平久里川 右岸 )
特徴 : 殻は、わずかに縦長の扇円形で大型。やや厚質、膨らみは比較的に弱い。足糸湾入は深く、櫛歯は強く退化しない。20~23本の放射肋は強さが一定で、鱗片が良く発達し、腹縁で強く咬み合う。
現生種の殻表の色彩は、単色の個体がほとんどで、赤・橙・黄・紫・褐色の遺伝的変異がある。房総半島から沖縄の水深以浅の岩礁底に生息。
南日本では養殖もされている。


※ この産地にしては中型の個体です。殻の色が残存しており、欠けていないので、この標本を掲載しました。
実際には、10cm近い大型の個体も採集していますが、殻の色が悪く ( 灰色 ) 、周縁部の一部が欠けているので、掲載は控えました。




放射肋の拡大画像

イメージ 3


放射は太く鱗片を伴います。肋間はやや広いです。放射肋は分岐しません。また、肋間に細肋は存在しません。


今夜は、これで終わりです。
では、また、明日!



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