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Channel: 関東化石採集の旅
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沼層の化石 【 ナデシコガイ 】

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沼層の化石第14段!
今夜の化石を現地で見たときは【 タジマニシキ 】だと思っていましたが、良く洗って、写真撮影をしたところ、【 タジマニシキ 】とは放射肋の構造が違うため別種だと判明しました!



イメージ 1


イメージ 2


イタヤガイ科
和名 : ナデシコガイ
学名 : Chlamys ( Laevichlamys ) irregularis ( Sowerby , 1842 )
殻長 : 23.33mm
殻高 : 28.21mm
産地 : 千葉県館山市正木 ( 平久里川 右岸 )
特徴 : 殻は縦に長い扇円形で小型。殻質は薄く、膨らみは弱い。足糸湾入は深く、櫛歯は退化しない。殻表は多数の細肋に覆われ、鱗片は小さい。前耳は後耳に比べて著しく大きい。
現生種の殻色は変異に富む。房総半島以南の熱帯西太平洋およびハワイの水深20m以浅の岩礁底に生息。


※ ちょっと痛みがある標本ですが、この1枚だけしか採集していないので、勘弁してください。



放射肋の拡大画像

イメージ 3


【 タジマニシキ 】とは違い、放射肋は分岐しません。また、主肋の両脇には細く低い副肋が存在します。主肋の上には低い突起状の鱗片が存在しています。



本当は、昨日も更新予定でしたが、化石採集の疲れで寝てしまい、ブログの更新ができませんでした。
毎日ブログを休まず更新をしている石灰藻さんの凄さが良く分かりました。
とても真似ができる芸当ではありません!


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