沼層の化石シリーズ第11段!
今夜は、前回の【 スダレガイ 】の類似種です。
沼層から産出するマルスダレガイ科の【 Paphia属 】は、カキ礁上部の泥層から採集されています。
マルスダレガイ科
和名 : サツマアカガイ
学名 : Paphia amabilis ( Philippi , 1847 )
殻長 : 64.83mm
殻高 : 42.88mm
産地 : 千葉県館山市正木 ( 平久里川 右岸 )
特徴 :殻は長楕円形でやや大型。殻質はやや厚い。殻表は角張った同心円肋で覆われ、肋間は深い。套線湾入はやや浅く、丸い。
現生種は、房総半島から九州、中国大陸南岸の水深10m~70mの砂底に生息。
※ 離弁ですが、掛川から産出する『 オオスダレガイ 』や『 タカナベスダレガイ 』と比較をするために採集をしてきました!
本日は、貝殻大王の特別講義です!(笑)
マルスダレガイ科Paphia属の同心円肋の違いについて掲載致します。
【マツヤマワスレ】印西市木下層産
同心円肋は存在しません。細かい成長脈が確認できるのみで殻表全体が平滑です。
【アケガイ】印西市木下層産
低く、幅のやや広い同心円肋が存在しますが、殻頂付近では完全に消失します。画像のとおり、殻表中央付近でも同心円肋が消失します。肋間はやや狭いです。
【サツマアカガイ】館山市沼層産
高さのある幅の狭い同心円肋が殻表全体を覆います。肋間は狭いです。同心円肋の幅や肋間は【オオスダレガイ】に類似していますが、同心円肋の断面は箱型になります。
【スダレガイ】館山市沼層産
高さのある幅の広い同心円肋が殻表全体を覆います。肋間は広いです。現生種だと肋間に網代模様が見られますが、沼層産では確認ができません。
【オオスダレガイ】掛川市大日層産
低く、幅の広い同心円肋が殻表全体を覆います。肋間は狭いです。同心円肋の幅や肋間が【サツマアカガイ】と類似していますが【オオスダレガイ】の同心円肋の断面は低い蒲鉾型になります。
是非、皆様の鑑定にお役立て下さい!
(^o^)
今夜は、前回の【 スダレガイ 】の類似種です。
沼層から産出するマルスダレガイ科の【 Paphia属 】は、カキ礁上部の泥層から採集されています。
マルスダレガイ科
和名 : サツマアカガイ
学名 : Paphia amabilis ( Philippi , 1847 )
殻長 : 64.83mm
殻高 : 42.88mm
産地 : 千葉県館山市正木 ( 平久里川 右岸 )
特徴 :殻は長楕円形でやや大型。殻質はやや厚い。殻表は角張った同心円肋で覆われ、肋間は深い。套線湾入はやや浅く、丸い。
現生種は、房総半島から九州、中国大陸南岸の水深10m~70mの砂底に生息。
※ 離弁ですが、掛川から産出する『 オオスダレガイ 』や『 タカナベスダレガイ 』と比較をするために採集をしてきました!
本日は、貝殻大王の特別講義です!(笑)
マルスダレガイ科Paphia属の同心円肋の違いについて掲載致します。
【マツヤマワスレ】印西市木下層産
同心円肋は存在しません。細かい成長脈が確認できるのみで殻表全体が平滑です。
【アケガイ】印西市木下層産
低く、幅のやや広い同心円肋が存在しますが、殻頂付近では完全に消失します。画像のとおり、殻表中央付近でも同心円肋が消失します。肋間はやや狭いです。
【サツマアカガイ】館山市沼層産
高さのある幅の狭い同心円肋が殻表全体を覆います。肋間は狭いです。同心円肋の幅や肋間は【オオスダレガイ】に類似していますが、同心円肋の断面は箱型になります。
【スダレガイ】館山市沼層産
高さのある幅の広い同心円肋が殻表全体を覆います。肋間は広いです。現生種だと肋間に網代模様が見られますが、沼層産では確認ができません。
【オオスダレガイ】掛川市大日層産
低く、幅の広い同心円肋が殻表全体を覆います。肋間は狭いです。同心円肋の幅や肋間が【サツマアカガイ】と類似していますが【オオスダレガイ】の同心円肋の断面は低い蒲鉾型になります。
是非、皆様の鑑定にお役立て下さい!
(^o^)