Quantcast
Channel: 関東化石採集の旅
Viewing all 277 articles
Browse latest View live

大桑層の化石【 アラスジサラガイ 】

$
0
0

新年、明けましておめでとうございます。
本年も貝化石マニアの集い、当ブログへの訪問・コメントを宜しく御願い致します。



【静岡県静岡市清水区三保】

イメージ 12


三保の松原(世界遺産)から、富士山を望む!

大晦日に続き、元旦の清水も晴天でした!初詣は三保神社に行きましたが、物凄い混雑に撮影もままなりませんでした。(本日は埼玉からの更新です。昨夜、帰宅を致しました。)
正月の三ヶ日も終わり、明日から出勤の皆様が多いのでは?
長い年末年始の休みも終わり、私も明日から仕事です!
(T_T)


さて、本日は昨年の11月末に採集した金沢市大桑層の化石です。『大桑層の化石シリーズ』は、もう暫く続きます。
また、今夜からは現生種が続きます。




イメージ 1


イメージ 2


ニッコウガイ科
和名:アラスジサラガイ
学名:Megangulus zyonoensis( Hatai&Nisiyama,1939 )
殻長:86.65mm
殻高:48.87mm
産地:石川県金沢市大桑町(犀川左岸)
産出層:大桑層
産出頻度:多
特徴:殻は前後に長い長楕円形で大型。殻質は厚質。膨らみは弱い。後端は尖る。殻表はやや不規則な強い同心円脈で覆われる。
現生種は銚子、北陸以北、北海道、サハリン、カムチャツカ半島の水深10m~60mの細砂底に生息。



イメージ 3


イメージ 4


ニッコウガイ科
和名:サラガイ
学名:Megangulus venulosa( Schrenck,1861 )
殻長:77.70mm
殻高:42.73mm
産地:千葉県市原市瀬又
産出層:下総層群 藪層
産出頻度:多
特徴:アラスジサラガイに形状は類似するも殻表の同心円脈が規則的であり、短い放射状のクラックがある。
現生種の生息地域と同じだが、生息水深は潮間帯下部~水深20mの砂底であり若干の違いがある。





イメージ 5


イメージ 6


ニッコウガイ科
和名:サラガイ
学名:Megangulus venulosa( Schrenck,1861 )
殻長:91.68mm
殻高:56.15mm
産地:千葉県印西市山田
産出層:下総層群 木下層
産出頻度:多




【アラスジサラガイとサラガイを比較】

イメージ 10


イメージ 11


形状が類似種しているので、並べても違いが良く分かりません。





【大桑層産 アラスジサラガイ】

イメージ 7


※同心円脈の間隔が不規則で密です。


【藪層産 サラガイ】

イメージ 8



【木下層産 サラガイ】

イメージ 9


※同心円脈の間隔はほぼ等しく均等です。アラスジサラガイに比べて間隔が広いです。



上の同心円脈の拡大画像により、【アラスジサラガイ】と【サラガイ】の違いは、お分かりいただけたと思います。




本日は、ここまでです。
関東地方の第四紀貝化石を採集している皆様には『サラガイ』は、お馴染みの二枚貝ですが類似種も存在することを頭に入れておいて頂ければ幸いです。



大桑層の化石【 スエモノガイ 】

$
0
0
おはようございます。
久しぶりの投稿となりました!
実は、ヤフーのブログアプリ廃止を全く気付かず、使えないアプリを使用して記事を投稿しようとしていたため、記事の更新が全く出来ずに月日を費やしていました。
(>_<)ゞ

しかも、ブログアプリの廃止で記事の下書き機能が消えたのが痛いです。下書き途中の記事が三本くらいあったのに…
(ToT)

パソコンやガラゲからブログ記事を投稿している方には分からない思うのですが、スマホからブログを投稿している方は私と不便な同じ思いをしていませんか?


さて、本題です。
本日の化石は合弁です。しかし、地圧によるヒビ割れが酷いです。



イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

スエモノガイ科
和名:スエモノガイ
学名:Thracia kakumana(Yokoyama,1927)
殻長:93.35mm
殻高:69.67mm
殻幅:33.73mm
産地:石川県金沢市大桑町(犀川右岸)
産出層:大桑層
産出頻度:場所によっては普通
特徴:殻は亜台形で大型。やや厚質で左殻はあまり膨れず、右殻は左殻を抱く。殻頂は後傾。その後に高い外靭帯がある。後端は裁断状で後腹隅も後背隅も角張、後端はやや広く開く。殻頂から後腹隅にかけて明瞭な稜が走る。殻頂に歯は無いが、歯丘が著しく凹み、弾帯を挟み、その下に殻帯をつけている。
現生種は、東北地方からオホーツク海の水深20m~100mに生息。



※ スエモノガイ科の化石を私は意外と採集したことがありません。
僅かに静岡県掛川市(飛鳥の露頭)で『スエモノガイ?』を1個体、千葉県印西市(仲村の上岩橋層)で『フクレスエモノガイ』2個体、千葉県印西市(大竹の露頭)で『シナヤカスエモノガイ』1個体のみです。

皆様は如何ですか?
大型の二枚貝では結構珍しい種類では?

大桑層の化石【 ビノスガイ 】

$
0
0
皆様、こんばんは。
関東地方も寒波に襲われているため、雲一つ無い青空なのに風が強くて、とても寒いです!
でも、雪が降らないだけマシなのかな?

さて、本日の大桑層の化石は多産種です。
千葉県の下総層群からも良く採集できる種類なのですが、形状が微妙に違い、とても同じ種類と思えないため、初めて採集した方は鑑定に途惑うかも知れません。


そこで問題です!(´▽`)ノ
下の画像は1個体だけ別種が含まれています。
仲間はずれは、どれでしょうか?

イメージ 1




この問題はヒント無しなら『レベル25』程度かな?
正解は、次回の記事で発表です!



なお、ヒントは下の画像と解説です!




イメージ 2

イメージ 3

マルスダレガイ科
和名:ビノスガイ
学名:Mercenaria stimpsoni (Gould,1861)
殻長:57.74mm
殻高:51.37mm
産地:石川県金沢市大桑町(犀川左岸)
産出層:大桑層
産出頻度:多
特徴:殻は厚く、殻頂は前傾し、小月面はくぼむ。楯面は鋭い稜角で区画される。殻表は規則的な鋭い輪肋があり、間に微細な成長線がある。こう板には極めて強い3主歯があるが、側歯は無い。
套線湾入は鋭いが浅い。腹縁は微細に刻まれる。


※ この画像は『ビノスガイ』と分かりやすい個体を掲載しております。現地から産出する当該種は概ね殻表が摩耗しており『タウエヌノメハマグリ』との判別が紛らわしい状態で産出している方が多いです。
『ビノスガイ』と『タウエヌノメハマグリ』との違いについては、既に解説をしたとおりです。




なお、今回のコメントは承認制にさせていただきます。正解の方のコメント公開は後日となりますよ!

Epitonium (Boreoscala) yokozunai (Ozaki,1958)

$
0
0
皆様、こんばんは。
今夜は、昨年の10月30日に採集した『ヨコヅカイトカケ』のクリーニングと修復が終了しましたので、御披露目をしたいと思います。


採集時から、クリーニング途中・修復中・完成と順を追って画像を掲載します!





産地の風景

イメージ 1


採集時

イメージ 2


粗削り後

イメージ 3


磨き出し後

イメージ 4


細部の泥取り後

イメージ 5


穴の補修後

イメージ 6


剥がれた部分の殻の貼り付け途中

イメージ 7

イメージ 8


完成

イメージ 9

イメージ 10

イトカケガイ科
和名:ヨコヅナイトカケ
学名:Epitonium (Boreoscala) yokozunai (Ozaki,1958)
殻径:26.12mm
殻高:80.65mm
産地:千葉県旭市上永井(屏風ヶ浦)
産出層:銚子層群 飯岡層
産出頻度:少
特徴:殻は細長い塔状で大型。殻室は薄く割れやすい。縦肋は低く板状で密。肩部で鎌状に尖る。また、太くやや不明瞭な螺肋も認められる。臍孔はない。殻口は縦肋の延長で縁取られる。



もう、これ以上の標本は採集できないだろうなぁ~





前回のクイズは、全員正解でした。
皆様、なかなかの貝殻マニアなんですねぇ~

イメージ 11


この赤丸で囲んだ化石だけが『タウエヌノメハマグリ』で、他の化石が『ビノスガイ』です。

今回のクイズは、景品無しですが、いずれまた景品付のクイズを行いたいと思います。
お楽しみに!(´▽`)ノ

大桑層の化石【 エゾタマキガイ 】

$
0
0
皆様、こんばんは。
一週ぶりの更新です!
皆様に『ヨコヅナイトカケ』を堪能していて頂くため、更新の日付けを延ばしていました!(笑)

今日の記事は、元に戻って大桑層の化石です。
皆様、御存知の二枚貝!
まさか『採集したことが無い!』と言われる方はいらっしゃいませんよね?

あっ!カズキチさん、cymatoserasさん、こっちんさん、木の葉文庫さん、西日本に在住されている化石ブロガーさんには馴染みが無い種類かな?



イメージ 1

イメージ 2

タマキガイ科
和名 : エゾタマキガイ
学名 : Glycymeris yessoensis ( Sowerby , 1889 )
殻長 : 42.47mm
殻高 : 40.40mm
産地 : 石川県金沢市大桑町(犀川左岸)
産出頻度 : 多
特徴 : 殻は類円形で膨らみは弱く中型。殻質は厚質で頑丈。殻表は細かく浅い放射溝に覆われる。靭帯面は山形の溝で刻まれ、歯板は多い。
現在種は、千島列島南部から能登半島、朝鮮半島南部までの水深5m~30mの細砂底に生息


犀川左岸では、合弁化石も多産します。

【合弁化石】

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

殻長:50.51mm
殻高:46.18mm
殻幅:24.26mm
産地・産出頻度は同上





大桑層から産出する『エゾタマキガイ』は下総層群から産出する同種よりも小型が多いです。


イメージ 7

イメージ 8

上段:大桑層産
中段:下総層群 上泉層産
下段:下総層群 上岩橋層産

標準的な大きさの個体で比較をしています。形状は変わりませんが、大きさは御覧のとおりです。


皆様が採集した『エゾタマキガイ』は、どの位の大きさが標準でしょうか?
産地や時代によって微妙に大きさが違うようですよ!
比較をしてみてくださいねぇ~
(´▽`)ノ



これで終わりでは面白く無いので、最後に問題を1つ出しましょう!
貝殻マニア、クイズです!
下の画像のタマキガイ科の名前を回答してください!


【問題1】下総層群 上泉層産

イメージ 9


【問題2】下総層群木下層産

イメージ 10


【問題3】大桑層産

イメージ 11


【問題4】下総層群 木下層産

イメージ 12


【問題5】掛川層群 大日層産

イメージ 13



一応、産出層がヒントです。
意外と難しい問題です。
私でも全問正解する自信がありません。
(^◇^;)

大桑層の化石【 エゾシラオガイ 】

$
0
0
皆様、こんばんは。
埼玉は連日、晴天が続いていますが風が強く、乾燥した毎日が続いています。
気温の差が激しいので、風邪をひかないように注意しなくてはいけませんね!
(^_-)

さて、今夜も昨年の11月に採集してきた貝化石です。


イメージ 1

エゾシラオガイ科
和名:エゾシラオガイ
学名:Tridonta borealis(Schumacher,1817)
殻長:20.30mm
殻高:19.27mm
産地:石川県金沢市大桑町(犀川左岸)
産出頻度:稀
特徴:殻は亜三角形で中型。殻表の輪肋は殻頂近くで顕著。腹縁内面は刻まれない。
現生種は、対馬・日本海・北海道・ベーリング海・北大西洋の水深10~200mの砂泥底に生息。

※この標本は小型のようです。日本近海産貝類図鑑によると殻長43mm・殻高35mmが標準の大きさのようです。






【 お ま け 】

先週の土曜日にドライブと野菜の種を購入するために印西市(ジョイフルホンダ)に行ってきました!(妻と二人なので化石採集は抜きです。)


お昼は、例のうどん屋(鈴や)で!

イメージ 2



妻と二人で頼んだのは、カレーうどん(細麺)です。

イメージ 3



ちなみに太麵もありますが、カレーうどんに限っては、私は絶対に辞めた方が良いと思います。
噓だと思ったら、自分で試してみてください!



お昼を食べた後は、石灰藻さんのブログで紹介されていた、印西市立印旛歴史民俗資料館に行ってきました。
お恥ずかしい話ですが、何十回も印旛沼周辺で化石採集をしていますが、この資料館の存在については石灰藻さんのブログを見るまでは全く知りませんでした。
(>_<)ゞ


イメージ 4



お客さんは、私達夫婦だけです。
(^◇^;)


妻は、化石より土器や埴輪等の考古学方面に興味があったようです。


帰り際にお土産として『木下貝層 -印西の貝化石集- 第4版』を購入して帰りました。

イメージ 5



余分に3冊購入しましたので、持っていない方はお声をおかけください!
(´▽`)ノ

上総層群 市宿層の化石【 キタクシノハクモヒトデ 】

$
0
0
皆様、こんばんは。
今日は、いちじくさんと二人で君津市内で化石採集をしてきました。

朝、5時半に我が家に集合して、いちじくさんの愛車でアクアライン経由で君津市内の化石産地へ!

最初の産地では、ほんの少しだけ貝化石を採集して、即時撤収。
この産地は終わった感じに…
いちじくさんも『 この産地は終わった…(ToT) 』と肩を落としておられました。


次は、有名な市宿層の化石産地へ
私の狙いは『キタクシノハクモヒトデ』の密集母岩です。


イメージ 1

今回は、なかなか良さそうな母岩が採集できましたよ!この画像の母岩は密集度合いが低いため現地に廃棄してきました!(贅沢な話です!)
私が持ち帰りをした母岩のクリーニングが終わりましたら、また、掲載します!

11時頃になると雨が降ってきそうな天気になったため、早仕舞いをして昼食を取ることにしました。

昼食は君津市内で『竹岡式ラーメン』を食べることに!
いつもと違う店にしたら…
ちょっとハズレの店だったようです。
(>_<)ゞ
あまり美味しいラーメンでは無かったため、画像を写す気が削がれました。


昼食後に木更津市内の化石産地へ行こうとしましたが、雨が強くなってきたため化石採集は中止して、我が家の近隣でお茶をしながら、いちじくさんと化石談義をすることにしました!


イメージ 2

いちじくさんが頼んだ『ホットケーキ』と本日採集した貝化石、それから日本近海産貝類図鑑(私の所持している初版本です。)です!(笑)

午後四時半に解散となりました!

いちじくさん、本日はお疲れさまでした。それから、運転ありがとうございます。
m(_ _)m

次回は、飯岡ですかね?
楽しみにしています。(´▽`)ノ

上総層群 市宿層の化石【 キタクシノハクモヒトデ2 】

$
0
0
皆様、こんばんは。
今夜は前回の続きみたいな記事内容になります。
先週の日曜日にいちじくさんと一緒に採集した『キタクシノハクモヒトデ』の密集母岩のクリーニングが1つだけ終了しましたので公開いたします!
(´▽`)ノ

前回の記事で、クモヒトデ母岩を捨ててきた理由が、この画像から分かると思いですよ。



では、初めに採集してきた母岩の画像を見て下さい。

イメージ 1

イメージ 2

結構、大きな母岩です。
厚みもそれなりにあります。
どこにクモヒトデが入っているかのか解りますか?



『キタクシノハクモヒトデ』が入っている部分を拡大です。

イメージ 4




さらに『キタクシノハクモヒトデ』の入っている部分を拡大です。

イメージ 3




分からない?

イメージ 7

赤丸の部分が『キタクシノハクモヒトデ』の断面になるんです。






この部分に沿って、タガネやスクレイパーで叩けば、本来は層理に沿ってクモヒトデが現れるのですが、この母岩はクモヒトデが入っている部分に厚みが無いので、上手くタガネやスクレイパーでは剥がせません。仕方がないため、少しづつ千枚通しで剥がしていきました。




完成品は、こんな感じです。
物凄い密集度合いです。

イメージ 5






一部を拡大すると

イメージ 6

こんな感じでキタクシノハクモヒトデが含まれています。




どうですか?
前回の画像程度の密集母岩では廃棄してきた理由が、お分かり頂けたでしょうか?

(^-^)

君津市の化石【 ヒメエゾボラ 】

$
0
0
皆様、お久しぶりです!
私が更新をサボっていた理由は、もう、皆様にはお分かりかと存じますが…
ポケモンGoの金銀バージョンの追加配信に伴い、当ブログの更新も忘れてポケモンを探して歩いている日々が続いています。(笑)

ところで、昨日はポケモンGoを休んで久々に化石倉庫の整理をしました!
重なり合う段ボール箱の整理や中身の確認が主な作業です。

そんな段ボールの中から、忘れていた貴重な化石がポロポロ現れ…

おっと!行方不明になっていた君津市産地Yの下層部から採集した『ヒメエゾボラ』を発見!


イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

エゾバイ科
和名:ヒメエゾボラ
学名:Neptunea(Barbitonia)arthritica(Bernaardi,1857)
殻径:64.47mm
殻高:101.66mm
産地:千葉産君津市
特徴解説は省略。

なかなかの大型良品です!
印旛沼周辺で採集した『ヒメエゾボラ』より、肩の凸凹が激しいのが特徴ですね。
(^-^)

たぶん、この産地に3回目に訪れた時の(平成27年9月13日)に採集した標本だとは思うのですが…

大桑層の化石【 ビノスガイ 】

$
0
0
皆様、こんばんは。
関東地方も寒波に襲われているため、雲一つ無い青空なのに風が強くて、とても寒いです!
でも、雪が降らないだけマシなのかな?

さて、本日の大桑層の化石は多産種です。
千葉県の下総層群からも良く採集できる種類なのですが、形状が微妙に違い、とても同じ種類と思えないため、初めて採集した方は鑑定に途惑うかも知れません。


そこで問題です!(´▽`)ノ
下の画像は1個体だけ別種が含まれています。
仲間はずれは、どれでしょうか?

イメージ 1




この問題はヒント無しなら『レベル25』程度かな?
正解は、次回の記事で発表です!



なお、ヒントは下の画像と解説です!




イメージ 2

イメージ 3

マルスダレガイ科
和名:ビノスガイ
学名:Mercenaria stimpsoni (Gould,1861)
殻長:57.74mm
殻高:51.37mm
産地:石川県金沢市大桑町(犀川左岸)
産出層:大桑層
産出頻度:多
特徴:殻は厚く、殻頂は前傾し、小月面はくぼむ。楯面は鋭い稜角で区画される。殻表は規則的な鋭い輪肋があり、間に微細な成長線がある。こう板には極めて強い3主歯があるが、側歯は無い。
套線湾入は鋭いが浅い。腹縁は微細に刻まれる。


※ この画像は『ビノスガイ』と分かりやすい個体を掲載しております。現地から産出する当該種は概ね殻表が摩耗しており『タウエヌノメハマグリ』との判別が紛らわしい状態で産出している方が多いです。
『ビノスガイ』と『タウエヌノメハマグリ』との違いについては、既に解説をしたとおりです。




なお、今回のコメントは承認制にさせていただきます。正解の方のコメント公開は後日となりますよ!

Epitonium (Boreoscala) yokozunai (Ozaki,1958)

$
0
0
皆様、こんばんは。
今夜は、昨年の10月30日に採集した『ヨコヅカイトカケ』のクリーニングと修復が終了しましたので、御披露目をしたいと思います。


採集時から、クリーニング途中・修復中・完成と順を追って画像を掲載します!





産地の風景

イメージ 1


採集時

イメージ 2


粗削り後

イメージ 3


磨き出し後

イメージ 4


細部の泥取り後

イメージ 5


穴の補修後

イメージ 6


剥がれた部分の殻の貼り付け途中

イメージ 7

イメージ 8


完成

イメージ 9

イメージ 10

イトカケガイ科
和名:ヨコヅナイトカケ
学名:Epitonium (Boreoscala) yokozunai (Ozaki,1958)
殻径:26.12mm
殻高:80.65mm
産地:千葉県旭市上永井(屏風ヶ浦)
産出層:銚子層群 飯岡層
産出頻度:少
特徴:殻は細長い塔状で大型。殻室は薄く割れやすい。縦肋は低く板状で密。肩部で鎌状に尖る。また、太くやや不明瞭な螺肋も認められる。臍孔はない。殻口は縦肋の延長で縁取られる。



もう、これ以上の標本は採集できないだろうなぁ~





前回のクイズは、全員正解でした。
皆様、なかなかの貝殻マニアなんですねぇ~

イメージ 11


この赤丸で囲んだ化石だけが『タウエヌノメハマグリ』で、他の化石が『ビノスガイ』です。

今回のクイズは、景品無しですが、いずれまた景品付のクイズを行いたいと思います。
お楽しみに!(´▽`)ノ

大桑層の化石【 エゾタマキガイ 】

$
0
0
皆様、こんばんは。
一週ぶりの更新です!
皆様に『ヨコヅナイトカケ』を堪能していて頂くため、更新の日付けを延ばしていました!(笑)

今日の記事は、元に戻って大桑層の化石です。
皆様、御存知の二枚貝!
まさか『採集したことが無い!』と言われる方はいらっしゃいませんよね?

あっ!カズキチさん、cymatoserasさん、こっちんさん、木の葉文庫さん、西日本に在住されている化石ブロガーさんには馴染みが無い種類かな?



イメージ 1

イメージ 2

タマキガイ科
和名 : エゾタマキガイ
学名 : Glycymeris yessoensis ( Sowerby , 1889 )
殻長 : 42.47mm
殻高 : 40.40mm
産地 : 石川県金沢市大桑町(犀川左岸)
産出頻度 : 多
特徴 : 殻は類円形で膨らみは弱く中型。殻質は厚質で頑丈。殻表は細かく浅い放射溝に覆われる。靭帯面は山形の溝で刻まれ、歯板は多い。
現在種は、千島列島南部から能登半島、朝鮮半島南部までの水深5m~30mの細砂底に生息


犀川左岸では、合弁化石も多産します。

【合弁化石】

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

殻長:50.51mm
殻高:46.18mm
殻幅:24.26mm
産地・産出頻度は同上





大桑層から産出する『エゾタマキガイ』は下総層群から産出する同種よりも小型が多いです。


イメージ 7

イメージ 8

上段:大桑層産
中段:下総層群 上泉層産
下段:下総層群 上岩橋層産

標準的な大きさの個体で比較をしています。形状は変わりませんが、大きさは御覧のとおりです。


皆様が採集した『エゾタマキガイ』は、どの位の大きさが標準でしょうか?
産地や時代によって微妙に大きさが違うようですよ!
比較をしてみてくださいねぇ~
(´▽`)ノ



これで終わりでは面白く無いので、最後に問題を1つ出しましょう!
貝殻マニア、クイズです!
下の画像のタマキガイ科の名前を回答してください!


【問題1】下総層群 上泉層産

イメージ 9


【問題2】下総層群木下層産

イメージ 10


【問題3】大桑層産

イメージ 11


【問題4】下総層群 木下層産

イメージ 12


【問題5】掛川層群 大日層産

イメージ 13



一応、産出層がヒントです。
意外と難しい問題です。
私でも全問正解する自信がありません。
(^◇^;)

大桑層の化石【 エゾシラオガイ 】

$
0
0
皆様、こんばんは。
埼玉は連日、晴天が続いていますが風が強く、乾燥した毎日が続いています。
気温の差が激しいので、風邪をひかないように注意しなくてはいけませんね!
(^_-)

さて、今夜も昨年の11月に採集してきた貝化石です。


イメージ 1

エゾシラオガイ科
和名:エゾシラオガイ
学名:Tridonta borealis(Schumacher,1817)
殻長:20.30mm
殻高:19.27mm
産地:石川県金沢市大桑町(犀川左岸)
産出頻度:稀
特徴:殻は亜三角形で中型。殻表の輪肋は殻頂近くで顕著。腹縁内面は刻まれない。
現生種は、対馬・日本海・北海道・ベーリング海・北大西洋の水深10~200mの砂泥底に生息。

※この標本は小型のようです。日本近海産貝類図鑑によると殻長43mm・殻高35mmが標準の大きさのようです。






【 お ま け 】

先週の土曜日にドライブと野菜の種を購入するために印西市(ジョイフルホンダ)に行ってきました!(妻と二人なので化石採集は抜きです。)


お昼は、例のうどん屋(鈴や)で!

イメージ 2



妻と二人で頼んだのは、カレーうどん(細麺)です。

イメージ 3



ちなみに太麵もありますが、カレーうどんに限っては、私は絶対に辞めた方が良いと思います。
噓だと思ったら、自分で試してみてください!



お昼を食べた後は、石灰藻さんのブログで紹介されていた、印西市立印旛歴史民俗資料館に行ってきました。
お恥ずかしい話ですが、何十回も印旛沼周辺で化石採集をしていますが、この資料館の存在については石灰藻さんのブログを見るまでは全く知りませんでした。
(>_<)ゞ


イメージ 4



お客さんは、私達夫婦だけです。
(^◇^;)


妻は、化石より土器や埴輪等の考古学方面に興味があったようです。


帰り際にお土産として『木下貝層 -印西の貝化石集- 第4版』を購入して帰りました。

イメージ 5



余分に3冊購入しましたので、持っていない方はお声をおかけください!
(´▽`)ノ

上総層群 市宿層の化石【 キタクシノハクモヒトデ 】

$
0
0
皆様、こんばんは。
今日は、いちじくさんと二人で君津市内で化石採集をしてきました。

朝、5時半に我が家に集合して、いちじくさんの愛車でアクアライン経由で君津市内の化石産地へ!

最初の産地では、ほんの少しだけ貝化石を採集して、即時撤収。
この産地は終わった感じに…
いちじくさんも『 この産地は終わった…(ToT) 』と肩を落としておられました。


次は、有名な市宿層の化石産地へ
私の狙いは『キタクシノハクモヒトデ』の密集母岩です。


イメージ 1

今回は、なかなか良さそうな母岩が採集できましたよ!この画像の母岩は密集度合いが低いため現地に廃棄してきました!(贅沢な話です!)
私が持ち帰りをした母岩のクリーニングが終わりましたら、また、掲載します!

11時頃になると雨が降ってきそうな天気になったため、早仕舞いをして昼食を取ることにしました。

昼食は君津市内で『竹岡式ラーメン』を食べることに!
いつもと違う店にしたら…
ちょっとハズレの店だったようです。
(>_<)ゞ
あまり美味しいラーメンでは無かったため、画像を写す気が削がれました。


昼食後に木更津市内の化石産地へ行こうとしましたが、雨が強くなってきたため化石採集は中止して、我が家の近隣でお茶をしながら、いちじくさんと化石談義をすることにしました!


イメージ 2

いちじくさんが頼んだ『ホットケーキ』と本日採集した貝化石、それから日本近海産貝類図鑑(私の所持している初版本です。)です!(笑)

午後四時半に解散となりました!

いちじくさん、本日はお疲れさまでした。それから、運転ありがとうございます。
m(_ _)m

次回は、飯岡ですかね?
楽しみにしています。(´▽`)ノ

上総層群 市宿層の化石【 キタクシノハクモヒトデ2 】

$
0
0
皆様、こんばんは。
今夜は前回の続きみたいな記事内容になります。
先週の日曜日にいちじくさんと一緒に採集した『キタクシノハクモヒトデ』の密集母岩のクリーニングが1つだけ終了しましたので公開いたします!
(´▽`)ノ

前回の記事で、クモヒトデ母岩を捨ててきた理由が、この画像から分かると思いですよ。



では、初めに採集してきた母岩の画像を見て下さい。

イメージ 1

イメージ 2

結構、大きな母岩です。
厚みもそれなりにあります。
どこにクモヒトデが入っているかのか解りますか?



『キタクシノハクモヒトデ』が入っている部分を拡大です。

イメージ 4




さらに『キタクシノハクモヒトデ』の入っている部分を拡大です。

イメージ 3




分からない?

イメージ 7

赤丸の部分が『キタクシノハクモヒトデ』の断面になるんです。






この部分に沿って、タガネやスクレイパーで叩けば、本来は層理に沿ってクモヒトデが現れるのですが、この母岩はクモヒトデが入っている部分に厚みが無いので、上手くタガネやスクレイパーでは剥がせません。仕方がないため、少しづつ千枚通しで剥がしていきました。




完成品は、こんな感じです。
物凄い密集度合いです。

イメージ 5






一部を拡大すると

イメージ 6

こんな感じでキタクシノハクモヒトデが含まれています。




どうですか?
前回の画像程度の密集母岩では廃棄してきた理由が、お分かり頂けたでしょうか?

(^-^)

君津市の化石【 ヒメエゾボラ 】

$
0
0
皆様、お久しぶりです!
私が更新をサボっていた理由は、もう、皆様にはお分かりかと存じますが…
ポケモンGoの金銀バージョンの追加配信に伴い、当ブログの更新も忘れてポケモンを探して歩いている日々が続いています。(笑)

ところで、昨日はポケモンGoを休んで久々に化石倉庫の整理をしました!
重なり合う段ボール箱の整理や中身の確認が主な作業です。

そんな段ボールの中から、忘れていた貴重な化石がポロポロ現れ…

おっと!行方不明になっていた君津市産地Yの下層部から採集した『ヒメエゾボラ』を発見!


イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

エゾバイ科
和名:ヒメエゾボラ
学名:Neptunea(Barbitonia)arthritica(Bernaardi,1857)
殻径:64.47mm
殻高:101.66mm
産地:千葉産君津市
特徴解説は省略。

なかなかの大型良品です!
印旛沼周辺で採集した『ヒメエゾボラ』より、肩の凸凹が激しいのが特徴ですね。
(^-^)

たぶん、この産地に3回目に訪れた時の(平成27年9月13日)に採集した標本だとは思うのですが…

上総層群市宿層の化石【現地報告】

$
0
0
皆様、こんばんは。
久しぶりの更新です!
3月になってから、年度末と云うこともあり、毎日が残業、残業でなかなかブログ記事をアップするのが難しい日が続いていました!
まさか、ここまで仕事がバタバタするとは思いませんでした。


さて、本日は昨日(3月19日)の化石採集会(午前の部)を報告をしたいと思います。
採集場所は君津市内の某所です!
メンバーは、私、みたらしさん、ねずみや主人さんの三人です。

朝6時に現地近隣のセブンイレブンに集合でしたが、私は5時半に到着しました!
毎度のことながら、みたらしさんの愛車は既に駐車場に停車されていました。本当にいつも早いです!
みたらしさん、ねずみや主人さんと簡単に挨拶を交わして、お土産品を交換です!
しかし、私はミスをしてしまいます。ねずみや主人さんの分を忘れてしまいました。
本当にすみませんでした。m(_ _)m
このミスは、初夏に必ず致します。
それまで、しばらくの間、楽しみにお待ち下さい。

市宿層の化石産地へは、集合場所からは数分程度で到着しました。
初めは『キタクシノハクモヒトデ』の母岩探しです。
前回、いちじくさんと採集したときよりも廃土の山は大きさなっていましたが…
泥や砂の塊は落ちていますが、ヒトデが入っていません。貝殻も余り落ちていません。無化石層の部分が積み上げられているだけのようです。
(ToT)


そんな中でも、皆様、なんとかクモヒトデの母岩を採集です!


イメージ 1

和名 : キタクシノハクモヒトデ
学名 : Ophiura sarsii( Lutken , 1854 )
産地 : 千葉県君津市鹿野山
産出層 : 上総層群 市宿層
時代:新生代 第四紀 更新世

※ 私が唯一、持ち帰った『キタクシノハクモヒトデ』です。
※ 産地表示を変更します。
この産地の正式な地番表示です。ただし、小字、番地も判明しましたが、大字までとします。


みたらしさんと私は、ヒトデが入っていそうな石を概ね叩き終わると次は篩がけです!


篩がけをしている『みたらしさん』です。

イメージ 6


なお、みたらしさんと私は見た目が、とても似ています。体型も身長も年齢もほぼ同じです!
簡単な見分け分け方は、話しかけてみると関西弁で話すのが『みたらしさん』で、関東弁で話すのが私です!(笑)




みたらしさんは、篩がけを初めて直ぐにメジロザメの歯をget!
しかし、私はなかなかサメの歯をgetできません。
1時間ぐらい後に、ようやくアオザメの歯を採集しました。




イメージ 2

イメージ 3

ネズミザメ目ネズミザメ科
和名:アオザメ
学名:Isurus oxyrinchus( Rafinesque, 1809 )
最大歯冠高:21.72mm
最大歯冠幅:11.11mm
最大歯冠厚:6.74mm
産地・産出層・時代は同上



他にも小さなウニ化石を採集!
ヒメウニの仲間でしょうか?

イメージ 4

イメージ 5

和名・学名:不詳
殻径:9.16mm
殻高:3.29mm
産地・産出層・時代は同上



巻貝や二枚貝、単体サンゴも採集しましたが、まだ、クリーニングをしていないので砂だらけです。(笑)
結構、色々な化石が採集できています。機会があれば、市宿層の化石をシリーズで掲載したいですね!



この産地は午前11時半までです。
午後からは下総層群地蔵堂層の化石産地に向かいました。

午後からの化石採集記は、また、後日の記事にしたいと思います。
(´▽`)ノ

下総層群清川層の化石【現地報告】

$
0
0
皆様、こんばんは。
今夜は、前回の続きです!
3月19日(日)に『みたらしさん』『ねずみや主人さん』そして私の三人の化石採集珍道中記です!

午前11時半ぐらいに市宿層の化石産地を後にして、途中のセブンイレブンで休憩。次なる化石産地は下総層群地蔵堂層です。(写真を撮影するのを忘れてしまいました。)
成果はイマイチ…
(+。+)アチャー

みたらしさんもイマイチのようで…
ねずみや主人さんだけは、貝殻だらけの崖に圧倒されており、楽しそうに貝化石を採集していました。喜んでいただけて幸いです。
(^-^)

この産地で2時間程度、化石採集をした後に3カ所目の下総層群清川層の化石産地に向かうことにしました。


この産地も採砂場だったようです。(現在は採砂が終了しているようです。)
建材に使えない(売り物にならない)貝殻だらけの砂が山積みになっています!

イメージ 1


この周りを1周するだけで、かなりの量の貝化石が採集できます。



ちょうど半周ぐらい廻った時でしょうか?
遠くから私達を呼ぶ声が… (?_?;誰?

なんと!石灰藻さん、腕足小僧さん、里久さんの御三方がいらっしゃいました!
(OωO; )

関東地方では、連絡もしていないのに化石ブロガーさん同士が化石産地で会うことなんて滅多にありませんよ!

しばらくの間、一緒に化石採集をしていた石灰藻さん、腕足小僧さん、里久さんの御一行は、その後、別の産地に向かうとのことで、我々三人とは別行動となりました!



話は戻りますが、この産地は少しだけですが露頭が残っています。

イメージ 2

イメージ 3


貝化石の構成は『バカガイ』『ウバガイ』『エゾタマキガイ』が圧倒的多数です。全体的に大型の貝化石が多いため、あっと云う間にリュックや手提袋が貝化石で一杯になります。
(^◇^;)



この日の私の成果です。

イメージ 4


大きな『アカニシ』が目立ちますね!
(^-^)

この産地は印旛沼周辺の露頭で化石採集をするよりは種類が少ないです。



午後5時くらいに化石採集を終了しました。
みたらしさん、ねずみや主人さん、お疲れさまでした。
また、一緒に化石採集ができる日を楽しみにお待ちしています。
(´▽`)ノ

館山市 沼層の化石【現地報告】

$
0
0
皆様、こんばんは。
今夜は先週の金曜日(3月24日)午前中に、いちじくさんと一緒に採集した館山市・沼層での化石採集記となります。


今回は珍しく、私が朝4時にいちじくさん宅に迎えに行きました。

首都高速道路、アクアライン、館山道を使い、館山道終点には朝5時半頃に到着。
しかし、館山市内は、まだ、薄暗いです。
(^◇^;)

少し早く到着してしまったので、産地近隣のセブンイレブンで夜が明けるのを待ちました!

それにしても、さすが館山です!
暖かい!(^-^)


6時少し前には、明るくなってきたので化石産地へ向かいました!


沼層の露頭

イメージ 1



現地の露頭は、苔に覆われた部分が多いだけでなく、河岸に生えている竹が枯れてきており、大量の竹の葉が露頭を覆い尽くしていたため、余り良い状態とは言えません。


苔に覆われた巨大なキクメイシ。

イメージ 2



今回の化石採集では、私といちじくさんは、沼層下部のカキ・サンゴ層と上部の粘土層の境周辺の貝化石を狙っていきました!
ここで、失敗に気が付きました。
ピックハンマーだけしか持参をしていなかったので、パワー不足です!
ツルハシを持参すれば良かった…
(+。+)アチャー


上部の粘土層から多産するウラカガミガイ(合弁)

イメージ 3


とにかくウラカカミガイが多いです。




カキ層の下部に良く見られるアワサンゴ

イメージ 4


初めて、石灰藻さんにこの産地へ案内をされた時には、大きくて綺麗な球状のアワサンゴがたくさん採集できました。
しかし、訪問回数を重ねるごとに良いアワサンゴの標本が獲られなくなってきています。
(?_?; どうしてなんだろう?




当日、沼層での一番の成果は…

イメージ 5


これが一番の成果だと思います。
ナミガイじゃありませんよ!(^-^)





クリーニング後の画像も掲載しておきます。

イメージ 6



ちょっと割れていますが、初めて採集した種類なので、大事にしています。
あえて、名前は書きません。
化石の大きさです
殻長:58mm・殻高:28mm

結構、珍しい種類の二枚貝だと思うのですが…
石灰藻さん、里久さん、どうなんですか?
(?_?;



午前中の化石採集は、午前11時に終了しました。
午後は、夏樹さん、ねずみや主人さんと横浜の某所で化石採集です!
横浜での化石採集記は、また、後日、ブログ記事にしたいと思います。

上総層群 小柴層の化石【 オオハネガイ 】

$
0
0
皆様、こんばんは。
3月の晴天続きが噓みたいな、4月の天気です。
せっかく綺麗に咲いている満開の桜花が風と雨で無残に散ってしまっています。
今年は、御花見日和の週末は無さそうですね。
(ToT)


さて、3月24日(金)『いちじくさん』『ねずみや主人さん』『夏樹さん』と一緒に行った、関東某所での成果の一部を今夜から連続掲載していきたいと思います。

第一段は、前回(友だち登録された方だけしか見られません。)記事でも掲載した巨大な二枚貝です。
修復が終了しましたので、正式に掲載いたします。(なお、同じ母岩に付いていた『コシバニシキ』はバラバラになり修復不可能でした。夏樹さん、期待に応えられずに申し訳ありません。m(_ _)m)



イメージ 1

ミノガイ目 ミノガイ科
和名 : オオハネガイ
学名 : Acesta goliath ( Sowerby , 1883 )
殻長 : 102.85mm
殻高 : 134.71mm
産出層 : 上総層群 小柴層
産地 : 関東某所
特徴:殻は大型。卵円形で後傾し、過度に膨らむ。背縁は短く、三角形の靭帯面があり、靭帯溝は前傾する。前縁が凹んで狭い足糸開口ができる。殻表は前部と後部に屈曲した多数の放射条がある。
現生種は、北海道南部から相模湾および富山湾の水深100m~1400mの砂泥底に生息。

※大きな個体だと思っていましたが、それでも150mmにはとどきませんでした。
夢の150mmサイズを採集してみたいです!





【 お ま け 】

昨日は午後から雨が止んだので、久しぶりに畑仕事をしてきました。

イメージ 2


農園脇の桜が満開でしたが、天気がイマイチなのが残念です。
来週には、もう、全部散ってしまっていますね。
(+。+)アチャー


我が家の畑は春らしく枯れていたアスパラの苗から新芽が出てきました。

イメージ 3


去年の春に種を蒔いた苗ので、まだ、茎の太さは3~6mm程度しかありません。
今年の秋に苗の植え替えを行って、収穫は来年の春先からになります。
上手く育てれば10年くらいは収穫できるそうですが…
まぁ~  無理かな?(笑)
Viewing all 277 articles
Browse latest View live